高校陸上競技結果情報 優勝記録・ボーダー記録集

同記録の順位

トラック競技における同記録の順位

トラック競技では、もちろん短いタイムでフィニッシュした選手が上位となります。では、同じタイムでフィニッシュした場合、どの選手が上位となるのでしょうか。

こういった問題は、予選→準決勝→決勝と次のラウンドに進出する選手の決定時や支部予選→都道府県予選→地区予選(関東大会など)→全国大会といった上位大会の選手の選抜時に起こります。

まずは、同順位で実施可能かどうかが検討されます。例えば、決勝は8名で行う予定でも、その競技場に9レーンまである場合には9名で決勝が行われます。

順位を決定しなければならない状況(レーンに余裕がない、上位大会の選手選抜)なら、着差判定が行われます。

通常は写真判定システムによる全自動計時(電気計時)でタイムが測定されますが、この方法では0.01秒の単位で発表されます。発表は0.01秒単位で行われるのですが、実は0.001秒の単位まで測定することができるのです。

発表されたタイムが同じでも、順位が同じ場合と違う場合があるのは、0.001秒の単位で判断されているからなのです。

それでも順位が決定できないときには同順位とし、抽選によって進出選手や選抜選手を決定します。

走高跳・棒高跳における同記録の順位

走高跳と棒高跳は、高さを競う跳躍競技です。より高いバーでの跳躍に成功した選手が上位となります。

設定された高さでの跳躍を行う走高跳・棒高跳では、同記録の選手が2人以上になることがよくあります。その場合の順位はどのように決められるのでしょうか。

まず、「最後に越えた高さ」の試技数で順位をつけます。その高さになる前に何度失敗していても、最後に越えた高さを1回でクリアすれば、2回目でクリアした選手よりも上位となります。

「最後に越えた高さ」の試技数が同じ場合は、全体の失敗数で順位をつけます。

全体の失敗数でも差がない場合は、同順位となります。

上記の方法で順位が同じになる場合でも、差をつける必要がある場合が2つあり、ジャンプオフ(追加試技)が行われます。

1つは「第1位」です。その他の順位は何人いてもいいのですが、第1位は一人だけなのです。この場合のジャンプオフでは、異なる順位がつけられます。

もう1つは、支部予選→都道府県予選→地区予選(関東大会など)→全国大会といった上位大会の選手の選抜です。6名を選抜する大会で6位が2人以上いる場合などは、出場権を争ってジャンプオフが行われます。

ジャンプオフは、最後に越えた高さの次の高さから始めます。バーの高さが3cmずつ上がる大会で1m88が最後に越えた高さだった場合、1m91から行われます。

1回の試技(3回ではありません)で勝負がつかなかった場合、高さを変更します。もちろん、2人以上の選手が成功した場合はバーを上げ、全員が失敗した場合はバーを下げます。走高跳なら2cm、棒高跳なら5cmの幅で上げ下げされます。

走高跳・棒高跳以外のフィールド競技における同記録の順位

走幅跳、三段跳、投てき競技は、その距離で順位を決定します。最高記録で順位が決まります(平均ではありません)。

もちろん、走高跳・棒高跳以外のフィールド競技でも同記録となる可能性はあります。その場合は、対象となる競技者の2番目の記録で順位を決めます。それでも決まらない場合は、差があるまで記録を順に比較して決めます。

最も低い記録でも順位が決定できなかった場合は、同順位となります。ちなみに、これらの種目で同順位となることは、ほとんどありません。

混成競技における同記録の順位

混成競技は、複数の種目について競技を行った結果を点数に換算し、総得点で順位を決定します。

2人以上の競技者が同じ得点になった場合、次のようにして順位が決まります。

まず、対象となる競技者の各種目の結果を比較します。他の競技者よりも得点の高かった種目の数で順位を決めます。八種競技で各種目の得点を比較して5勝3敗だった場合、相手よりも上位になります。

各種目での勝敗数で順位が決まらなければ、各種目の中で最も高い得点を比較します。このとき、同じ種目で比較されるとは限りません。

それでも順位が確定しない場合は、2番目の種目、3番目の種目と順に種目を下げながら比較していきます。

最後まで差がなければ、同順位となります。